Marching Coordinator ‘twikk’ が 2006-2007 season に Drill Design を担当したショウから、静岡県立富士東高等学校吹奏楽部が大会等で披露したショウ『THE RELATION -The Most Important Thing-』のコンテを紹介します。

このシーズンからメインで指導を担当することになって、これが最初の作品。工程の中で、僕が最も時間をかけるのが“楽曲の背景を知ること”なのですが、このときは、セリフも字幕もないサーカス・ショウが題材でした。『Cirque du Soleil』のショウ『Quidam』の楽曲を使用したが故のことですが、既製譜として構成されている4曲がそもそも度のシーンで何をイメージしたシーンなのかを調べるのに、DVDを6回観ました。そして、ショウの制限時間との兼ね合いもあったのですが、うち1曲が『Quidam』では使用されていない楽曲であることを知り、構成から除外。テーマや手具を決めて、それぞれの楽曲の Drill Design 時にも2~3回DVDを観て、紡ぎ出してみました。

実はこの楽曲は多くの団体に使用されているのですが、異世界への旅物語にしたり異空間での非日常を描いたり、様々です。世界観を演じるという意味ではいいのかもしれませんが、『Quidam』のテーマは“人や世界との繋がりの尊さ”です。繋がりの無い不安定さや不安が、繋がりの大切さに気付くとともに安定し安心となっていく様を、自分なりに描いてみた作品。

メンバーにとっては、技術的にも心理的にもハードルは高めだったかと思いますが、その努力と成長に支えられて、記憶に残るショウになりました。そうそう、朝日新聞のニュース画像にも、6枚目のシーンが使われたんだっけ♪