Marching Showの作成には、軸となる THEME が必要であること。それは使用楽曲の背景や心理的要素に倣う形が BEST であり、Band の個性や方針にも密接に関わるということを念頭に置く必要があると、前回は話しました。

THEME と楽曲が決まると、ほぼ同時に Marching Show 全体の演出が朧げながらに見えてきます。何を THEME にして、どのような展開でそれを演出するかを考察すると、どのタイミングでどの演出をしようかと思い描くことができるようになります。そこで僕は、どのような衣装を使うか、ということを先行して考えます。これは後に回すことのできる行程なのですが、例えば左右で衣装の色合いが異なるとか、前後で異なるとか、例えば固定の衣装で進めるのかによっても、演出が変わり、セクション毎の距離感にも変化が出てきます。そのため、先にわかっているとありがたい部分です。

イメージとしては、休暇を利用して出掛けた自然公園で様々な自然の営みを目にする、といった感じ。

そういうことだったので、今回はちょっとレトロな印象も持たせつつ、あまりラフになり過ぎないように考えてみました。今回はシンプルに動くのは Band と Coloe Guard のみという編成で描くので、それぞれに役割を分けてあります。Band は最もボリュームのあるセクションなので表現主体となる旅人を、Color Guard は対比として自然を表現する形。詳細は画像を確認していただければと思いますが、使用楽曲のシーンによって衣装をチェンジしていくことになります。

ここで、僕は Band と Color Guard とで衣装を分けています。例えば、同じ衣装にして Color Guard の手具のみで視覚的・色彩的なアプローチをする場合と比較すると、観客と同じ立場で Marching Show を体現していく存在(今回の場合は旅人)と、それと対比した存在(今回の場合は自然)とをわける方が、観客が Marching Show に没入しやすくなるんですよね。もちろん、これも団体の個性や方針によっては可否があり、Band が固定の衣装ならば Color Guard の中で役割を分けたり、それが適わなければ Color Guard に視覚的・色彩的なアプローチの比重が偏ることにもなりますが・・・・・・。


まとめ

  1. THEME や使用楽曲から、演出のイメージを整え、COSTUME DESIGN を先行して考える
  2. COSTUME DESIGN は、観客が没入しやすくなるよう、役割を分けることが BEST
  3. COSTUME DESIGN は、団体の個性や方針にも密接に関わる

それでは続きは次のSTEPで♪