Marching Showを組み立てる際、まず軸となるのは“何を表現するのか”ということ。

そしてそれは、Marching が“吹奏楽の静的要素に動的要素を加味したもの”であると『日本マーチングバンド協会』が規定していることからもわかるように、音楽とは切り離しては考えられないものです。また、当然ながらそれぞれの団体の個性や方針にも密接に関わることなので、僕の場合は楽曲を選ぶという行程を優先することになります。

そして、そもそもその楽曲が持つ背景を調べます。

というのも、その楽曲の知名度にもよるのですが、例えば映画音楽であればその映画の印象が、例えば舞台音楽であればその舞台の印象が、必ず観客の記憶の中に残っています。そこから挑戦的な逸脱をすることは、確かに挑戦ではあるのですが、ほぼ確実に違和感を持たれることになります。もちろん、その楽曲が使用されたシーンが持つ心理的要素に倣う形であれば、その違和感は軽減され、逆に功を奏することもあるかと思いますので、そういった意味合いも含めて、楽曲の背景を調べるという行程は、欠かせません。

さて、この場では団体の個性や方針が関係ないので、サクッと決めてしまいますが、今回は『Arrangers’ Publishing Company』によって構成・編曲された曲を選んでみました。アメリカの作曲家 Ron Nelson の『HOLIDAY』シリーズから、

  • Rocky Point Holiday
  • Sonoran Desert Holiday

の2曲。そして、①これらの楽曲が休暇中に作成されたこと、②それぞれ自然の雄大さや過酷さ、美しさを描いていることから、そのテーマを『HOLIDAY:Hear the Whispers of Nature』と掲げています。

イメージとしては、休暇を利用して出掛けた自然公園で様々な自然の営みを目にする、といった感じ。


まとめ

  1. Marching Show の作成のためには、軸となる THEME が必要
  2. THEME は使用楽曲の背景や心理的要素に倣う形が BEST
  3. 使用楽曲は団体の個性や方針にも密接に関わる

それでは続きは次のSTEPで♪